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万福寺には、天勝の墓と並んで、彼女の後を追うように亡くなった夫の金澤一郎(スペイン語学者)の墓や、やはり数年後に亡くなった「天勝一座」の三橋支配人の墓もある |
当地には、本門寺(東京都大田区池上一丁目1 Map→ Site→)という大寺院があり、それこそ一生追究しても追究しきれないほど多くの著名人が眠っています。
本門寺の幸田一族の墓域には、幸田露伴、その妹で音楽家の幸田
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| 露伴の墓から本門寺の五重塔を見上げる | 幸田 延の墓碑だろうか。楽譜が刻まれている |
本門寺には、江戸初期、幕府の御用絵師として君臨した狩野家の三兄弟の墓もあります。
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| 長男・探幽の墓 | 次男・尚信の墓 | 三男・安信の墓 |
本門寺には、「竹橋事件」の最重要人物の岡本柳之助の墓もあります。事件の中心にいながら途中で逃げた岡本の墓は、立派なものです。かたや、事件で暴徒と決めつけられ、まともな裁判も受けられずに処刑された55名は1つの墓(「旧近衛鎮台砲兵之墓」。青山霊園(東京都港区南青山二丁目32-2 Map→)の11号29側にある))で済まされました。後者は、しばらく行方不明でしたが、百回忌にあたる昭和52年に当地で見つかったとのこと。彼らが忌避され、軽んじられてきたのが分かります。
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| 岡本柳之助の墓 | 「旧近衛鎮台砲兵之墓」 |
本門寺には、戦後直後のヒーロー・力道山の墓もあれば、英 一蝶の墓もあります。
本門寺の隣の
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左の円内が花柳章太郎の墓所。黒い板碑は、川口による墓誌。右の円内が溝口家の墓所 |
軽井沢で美しい虹を見た2人の墓は、偶然でしょうが、すぐ近くです。歩いてもすぐです。芥川龍之介の墓は慈眼寺(東京都豊島区巣鴨五丁目37 Map→)にあり、片山広子の墓は染井霊園(同駒込五丁目5-1 Map→)にあります。
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| 芥川龍之介の墓 | 片山広子の墓 |
東京の禅林寺(三鷹市
西村賢太が令和4年、心疾患で突然死去、石川県七尾出身の小説家・藤澤清造の墓の隣に葬られました。西村は藤澤に私淑しており、藤澤の墓の隣に自分で墓を作っていました。平成6年の能登半島地震で、2人の墓がある西光寺(石川県七尾市小島町148 Map→)も被災したとのことです。無事でしょうか・・・。
行ってみたいのが、辻 まことの墓。福島県の長福寺(双葉郡上川内三合田29 Map→)にあるそうです。墓石はスイカくらいの天然石で、 草野心平が拾ってきたそうです!
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| 大塚英良『文学者掃苔録図書館 ~作家・詩人たち二五〇名のお墓めぐり~』(原書房) | カジポン・マルコ・残月『 墓マイラーカジポンの世界音楽家巡礼記 』(音楽之友社) |
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| 関根達人『墓石が語る江戸時代 〜大名・庶民の墓事情〜 (歴史文化ライブラリー)』(吉川弘文館) | 「お墓から見たニッポン」(テレビ大阪)。お墓を訪ね、日本の歴史を考える |
■ 馬込文学マラソン:
・ 三島由紀夫の『豊饒の海』を読む→
・ 川端康成の『雪国』を読む→
・ 村松友視の『力道山がいた』を読む→
・ 川口松太郎の『日蓮』を読む→
・ 芥川龍之介の『魔術』を読む→
・ 片山広子の『翡翠』を読む→
・ 瀬戸内晴美の『美は乱調にあり』を読む→
・ 辻 まことの『山の声』を読む→
■ 参考文献:
●『覚めよ女たち ~赤瀾会の人びと~』(江刺昭子 大月書店 昭和55年初版発行 昭和56年発行2刷)P.201-211 ●『北川千代 ・ 壷井 栄(日本児童文学大系22)』(ホルプ出版 昭和53年初版発行 昭和54年発行2刷)P.456-459、 P.461 ●『奇術師誕生 ~松旭齋天一、天二、天勝~』(丸川賀世子 新潮社 昭和59年発行)P.74-78、P.213 ●『松旭斎天勝』(石川雅章 桃源社 昭和43年発行)P.3-6、P.299-302 ●『異端の球譜 ~「プロ野球元年」の天勝野球団~』(大平昌秀 サワズ出版 平成4年発行)P.184-193 ●「太宰 治の病跡 〜「HUMAN LOST」から「人間失格」への軌跡」」(中野嘉一)※「日本病跡学雑誌 (第21号)」(日本病跡学会 昭和56年発行)P.3 ●「被災地の文学遺産(大波小波)」(ともに)※「東京新聞(夕刊)」(令和6年1月25日号)に掲載 ●『折口信夫(新潮日本文学アルバム)』(昭和60年発行)P.82-83、P.90
※当ページの最終修正年月日
2024.3.9