江口 渙えぐち・かん。明治20年東京生まれの小説家。第五高等学校時代、河東碧梧桐に認められる。帝大在学中『かかり船』でデビュー。夏目漱石や芥川龍之介と交流。北川千代と結婚(7年後離婚)。帝大退学後、日本社会主義同盟の結成に関わる。小林多喜二の葬儀委員長を務め検挙された。戦後、日本共産党中央委員になるが「部分的核実験禁止条約」を巡って党と対立、除名された。「日本民主主義文学同盟」議長。昭和50(87歳)死去。参考サイト:ウィキペディア/江口渙→ ※「パブリックドメインの写真(根拠→)」を使用 出典:日本文学アルバム『プロレタリア文学』(筑摩書房) |