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昭和14年12月13日(1939年。 尾﨑士郎(41歳)の小説『空想部落』 が、映画化され公開されました。 原作の小説は、当地(東京都大田区馬込・山王あたり)が舞台で、当地の作家と思しき人物が沢山出てきます。仲間の夢物語にほだされる彼らのロマンあふれる日常が描かれています。 薄田研二(41歳)演じる平飛高次郎は室伏高信、千田是也(35歳)演じる横川大介は秋田忠義、殿山泰司(24歳)演じる浮谷善兵衛は尾﨑士郎、沢村貞子(31歳)演じる草植滋子は宇野千代、三島雅夫(33歳)演じる柿村保吉は吉田甲子太郎、小沢 栄(30歳)演じる黒住長彦は松沢太平がモデルのようです。当地にちょくちょく出没した松本克平(34歳)も島岩平という役で出てくるようです。美術は尾﨑士郎の本の装丁をよくやった中川一政(46歳)。 映画 「空想部落」 のフィルムは、東京国立近代美術館フィルムセンターにあるようです。観てみたいなぁ。
------------------------------------------------------ 当地が舞台になっている作品といえば、高村
糀谷で薬屋をやっている片目が不自由な実直な男が、かつて組合運動に関与したことで職場(大手ビール会社)を追われた兄の死をきっかけにある完全犯罪を思いつきます。話に乗ってくるのが、萩中三丁目のアパートに住む蒲田署の刑事と、東糀谷五丁目の町工場で働く孤独な青年と、在日朝鮮人三世の信用組合職員と、重度の障害のある娘(レディ)を男手一人で育てる長距離トラックの運転手の4人。このまちまちな5人をつなぐものが見えず、捜査は難航します。しだいに闇社会が連動し、事件は陰惨さを増していきます。物語の底流には格差や差別といったテーマが暗く渦巻き、また、随所で俗物性と精神性、結果主義と理想主義とがせめぎ合い、胸苦しくなってきます。 ずば抜けたセンスと情熱で犯人を追いつめていくのが大森警察(大森中一丁目 map→)の合田雄一郎刑事です。彼は八潮五丁目(東京都品川区)のアパートに住んでいます。 合田は高村さんの『マークスの山』『
発端となる事件も、当地(山王二丁目16番 map→)で発生します。イトーヨーカ堂(現在のスーパー「オオゼキ」)が入っているビルの脇の坂道を上ったところあたりです。 『レディ・ジョーカー』 には、その他にも、天祖神社(山王二丁目)、山王交番(山王二丁目。作中では「大森駅前派出所」。「大森駅前派出所」は実際には大森北一丁目にある map→)、山王二丁目バス停(map→)、京浜急行大森町駅(大森西三丁目 map→)、ルーテル幼稚園(山王二丁目 map→)、池上警察署(池上三丁目 map→)、NTT蒲田営業所(蒲田本町一丁目 map→)、カトリック蒲田教会(新蒲田一丁目 map→)、蒲田警察署(蒲田本町二丁目 map→)、環状七号線、夫婦坂バス停(上池台一丁目 map→)、カトリック洗足教会(上池台四丁目。作中では「聖ヨハネ教会」 map→)、京浜急行平和島駅(大森北六丁目 map→)、池上本門寺(池上一丁目)と、いろいろ当地が出てきます。 『レディ・ジョーカー』も映画とドラマになっていてレンタルや販売もされているので、ぜひご覧ください。原作小説とドラマ(柴田恭兵さんと上川隆也さん主演)がおすすめ。
------------------------------------------------------ 直感で蒲田に住むことにした。 で、始まる ------------------------------------------------------ その他、井上靖の小説『氷壁』も、主人公の魚津恭太が当地(山王)の高級アパートに住んいる設定で、近辺の描写があります。この作品も1度映画になり、3度ドラマになっています。 ------------------------------------------------------ 松本清張の推理小説『砂の器』も、当地(JR蒲田電車区。旧・国鉄蒲田操車場 map→)で事件が起こります。これも1度映画になり5度ドラマになっています。 ------------------------------------------------------
しかし、「下町ロケット2」が「朝日新聞」に連載されているおり(平成27年10月3日~)、北朝鮮が「ロケットで人工衛星」(北朝鮮側の主張)を打ち上げたのを、NHKなどが「事実上の長距離弾道ミサイルを発射」としつこいほど報道しているのを聞き、複雑な気分になりました。ロケット技術が兵器に応用されてきたこととか、当地(大田区)の町工場が軍需によって栄えたことなど思い出しました。 当地(大田区)を舞台にした作品は、探せばいくらでもありそうです。 恩田
石坂洋次郎の『海を見に行く』は、当地(南馬込三丁目)に住んだ頃の自身の新婚生活を描いています。夫婦喧嘩が凄まじいです(笑)。 当地(大田区)の町工場を舞台にした小関智弘さんの作品群(『羽田浦地図』『錆色の町』など Amazon→)は、地域を根源的な部分から理解し愛したいという人にお勧め。 (ドラマ「羽田浦地図」(出演:緒形 拳、藤村志保、田村高廣、佐藤オリエ、毒蝮三太夫など)のVDVが平成31年2月22日に発売されるようです!! Amazon→) 宇野千代の『色ざんげ』では、当地(「大森の山の手」)でクライマックスとなります。 あと、当地(大田区)の色町が出てくる夏目漱石の『虞美人草』 や永井荷風の『腕くらべ』、曙楼(池上)での新婚旅行の場面が胸を打ってくる徳冨蘆花の『富士』などなど。
■ 馬込文学マラソン: ■ 参考サイト: ※当ページの最終修正年月日 |