石川善助いしかわ・ぜんすけ。明治34年仙台市生まれの詩人。高校卒業後、呉服店などで働きながら詩を書く。北方の原始世界を夢想したロマン的作品が多い。宮城の民話を研究し、童謡、童話も書く。詩で身を立てるべく上京し、草野心平、高村光太郎、竹村俊郎らと交遊する。昭和7年6月27日(31歳)、当地(東京都大田区大森駅北口付近)で、酔って溝に転落、死去する。死後、初の詩集『亜寒帯』が上梓された。[馬込文学マラソン]石川善助の『亜寒帯』を読む→ ※「パブリックドメインの写真(根拠→)」を使用 出典:『詩人 石川善助 〜そのロマンの系譜〜』(藤一也) |