国枝史郎くにえだ・しろう。明治20年長野県茅野市生まれの伝奇小説作家。郷里で喧嘩沙汰を起こして東京在住の兄に引き取られ郁文館で学ぶ。早稲田大学英文科在学中に書いた戯曲『レモンの咲く丘』で認められ大阪朝日新聞に引っこ抜かれた。後に松竹の座付き作家に。『蔦葛木曾棧』『神州纐纈城』などを三島由紀夫が高く評価した。馬込文学圏に住んだのは晩年の昭和8年〜18年。昭和18年(55歳)死去。[馬込文学マラソン]国枝史郎の『神州纐纈城』を読む→ ※「パブリックドメインの写真(根拠→)」を使用 出典:楽天ブックス/国枝史郎伝奇短篇小説集成→ |