佐多稲子さた・いねこ。明治37年長崎生まれの小説家。上京後小学校を5年で中退しキャラメル工場などを転々とした。窪川鶴次郎(後に結婚・離婚)ら「驢馬」のメンバーに会って才能を開花する。初の小説『キャラメル工場から』でプロレタリア作家として高く評価された。昭和7年、日本共産党に入党するが、後に転向。戦後、復党(後除名)。婦人民主クラブの創設に関わる。転向と党内分派の問題を書く。平成10年(94歳)死去。[馬込文学マラソン] 佐多稲子の『水』を読む→ ※「パブリックドメインの写真(根拠→)」を使用 出典:『佐多稲子文学アルバム』(佐多稲子研究会編) |