中村武羅夫なかむら・むらお。明治19年北海道岩見沢生まれの小説家・編集者・評論家。小栗風葉に入門。「新潮」編集部の中心的存在となった。プロレタリア文学と「文藝春秋」に対抗して「不同調」を創刊。プロレタリア文学を批判した評論「誰だ? 花園を荒す者は?」が有名。婦人向けの小説を多く著し“流行作家の三羽烏”と呼ばれた時期もあった。日本文学報国会の中心メンバーとなり、敗戦後、戦争協力者と目された。昭和24年(62歳)死去。参考サイト:ウィキペディア/中村武羅夫→ ※「パブリックドメインの写真(根拠→)」を使用 出典:『昭和文学作家史』(毎日新聞社) |