久保 栄

くぼ・さかえ。明治34年札幌生まれの劇作家。帝大でドイツ文学を専攻、卒業と同時に劇団「築地小劇場」の文芸部に所属した。創設メンバーの土方与志と意見を 異（こと） にし、「東京左翼劇場」に移動。のちに「新協劇団」演出部の中心となる。日本農業の階級的矛盾をえぐり出した名作「火山灰地」などの作品がある。昭和33年（57歳）病み入院中自死する。●参考文献：「久保 栄」（井上理恵） ※「日本大百科全書(ニッポニカ)」に収録（コトバンク→）

※「パブリックドメインの写真（根拠→）」を使用　出典：『昭和文学全集（第24巻）』（角川書店　昭和28年発行）

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